今日も繁盛してますか?
飲食店コンサルタントの菊池です。
自分がお店を探すときは、町の中であえて看板の目立たない店に入ることがあります。

注意してみないと気付かないようなお店。
そういうお店は、隠れ家的に繁盛していることもありますが、大半がガラガラで、金曜日の夜でもお客さんがあまり入っていない居酒屋なんかもあります。
※写真(フリー素材)のような横丁だと、どのお店もいっぱいだったりしますけどね
初めて入るお店は、結構緊張するものですが、それを緩めて入りやすくしてくれるのが看板の役割です。
私も仕事上の意図が無かったり、知らない土地で誰かと食事をしようと思うと、看板が目立って綺麗なお店を選んでいます。
少し探して見つからないと、チェーンの居酒屋なんてことも。
看板が目立たないお店って、お客様からどう思われているんでしょうか?特に新規の。
- そもそも見つけてもらえない
- どんな店かわからなくて不安
- 内輪感があるお店だと入りづらいな
そんなことを考えている人が多いんです。
目立たない看板ってどんな看板?
- 何を食べさせるのか伝わらない
- 小さすぎる
- 暗い
- 目を引かない
1.何を食べさせるのか伝わらない
例えば、「一生懸命」という店名にしたとします。
店主の想いが伝わるいい言葉だと思いますが、このお店はラーメン屋さんかな?そもそも飲食店なのかな?
「らーめん 一生懸命」とか、「定食 一生懸命」とか、何が食べられるのかわからないと、わざわざ車を止めたり、足を止めたりする確率は低いですよね。
2.小さすぎる
おしゃれな看板の繁盛店のイメージをマネして、小さい看板を出すところもありますが、当然目立ちません。
小さな看板で常連を捕まえている店は、スタートダッシュで相当な数のお客様に来てもらっています。それこそ、口コミも、プレスリリースも、クラファンも、チラシも、友人知人ご招待も、レセプションも何もかもやって、とにかくたくさんのお客様が最初に来てくれるから、その中から常連さんをたくさん獲得することができたんです。
ふらっと寄るお客様をあてにしているお店が小さい看板だと、そもそも見つけてもらえません。
3.暗い
小さい看板と同じように、目立ちません。
そればかりか、暗い看板はお店のイメージさえも暗くしてしまいます。
チェーン店の看板はいつでも煌々としていませんか?
暗いお店にはお客様が入らないと、実績を持っているから看板を明るくしているのです。
店の前も明るく、看板にもライトを当てて明るく目立たせましょう!
4.目を引かない
看板のデザインの工夫も必要です。
よくあるフォント(文字のデザイン)で印刷された看板は、興味を引きません。
手書きだったり、立体感があったり、色や形を工夫したりすると、いつも見ているものと違う風景に人は無意識に注意して見るんです。
看板はコスパが良い?
看板のデザイン、製作、施工の費用は数万円から数十万円で、これはお店の立地、看板の設置条件、デザインなどで大きく違います。
でも、チラシを毎月配るより、口コミサイトに毎月1万円払うより、何年も黙って集客してくれる看板はトータルで見ると安上がりです。
自分のお店の看板が集客できているかどうか、一度チェックしてみてくださいね。

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